趣味を楽しむ、おもてなしの家

閑静な住宅地の角地。南北に長いその敷地に、平屋建の一部を2階建とした住宅を設計しました。中庭を中心とした機能的で心地よい空間構成となっています。内に開いた中庭とすることで、生活空間へのプライバシーを確保し、採光、通風に配慮した快適で居心地のよい住宅です。 クライアントの夢を叶える要望は、敷地北側のご実家にある、お父さまが制作された絵画やオブジェを飾りたいこと。お子さま、お孫さまをはじめ、お友達を招くことのできる空間がほしいこと。そしてなにより快適に過ごすことのできる終の住処とすること。 絵画やオブジェは、エントランスからまっすぐ伸びたギャラリーと、生活の中心となるリビング、ダイニング、キッチンのどこにいても作品を感じることのできる空間を創りました。 その空間から眺め、時には一体として利用できる中庭がお孫さまの遊び場となり、招くお客さまと過ごすゆったりとした時間を演出しています。 一部2階建とした空間のピクチャーウインドウからは、クライアントが育ったご実家を映し出し、お子さま家族が泊まることのできる個室を配置しました。 クライアントの生活空間を、中庭を中心とした平屋部に構成することで採光、通風、そしてプライバシーを確保し快適な日々の生活を創造しています。